金魚の体色
金魚の体の色は赤、白、黒と様々ですが、産まれたての金魚の稚魚は淡い黒い色をしています。体の色が変化し始めるのは、孵化してから50~60日位経ってからになります。
最初は腹部から黄色くなり、黒い部分が減り、徐々に赤や白に変化し、その金魚独特の体色に変わっていきます。この変化を「褪色(たいしょく)」といいます。
しかし例外もいます。透明鱗のあるサンショクデメキン、シュブンキン、キャリコリュウキンなどには褪色現象が起こりません。クロデメキンは黄色くならずに、成長するにつれ黒色が深みを増していきます。
金魚の大きさ
一般的に良く見かける金魚の大きさは大抵5センチ~10センチ位でしょうか。しかし、ワキンやシュブンキン、コメット、オランダシシガラシなどは、かなりの大きさまでに成長します。大きいものだと体調30センチ、体重500グラムになるものもいます。一見すると鯉のようにも見えてしまいます。
そんなに大きくなるなら飼えないという人もいると思います。大丈夫です金魚は飼育方法で大きくなったり小さいままというコントロールが出来る魚です。大きく育てないなら大きな水槽又は池で、大めのエサを与えれば大きくなりますし、小さめの水槽で、エサも少なめに適量与えれば殆ど大きくなりません。
これで、それぞれの好みの環境で金魚を飼育する事が出来る事でしょう。
金魚の体温
金魚は周りの温度、水温によって体温が変化する「変温動物」です。人間や哺乳類、鳥類は周りの温度が変化しても、体温は殆ど変わらない「恒温動物」です。
変温動物の金魚や魚類、爬虫類、両生類は周りに左右されやすい体温なので飼育するにあたり知っておいた方が良いでしょう。
水温が低いと金魚の動きは鈍くなりじっとしている事も増えます、逆に水温が高いと金魚の動きは活発になります。しかし水温の温度が急激に変化すると、金魚の体温も急激に変化させないといけなくなるので、金魚にはストレスになります。
急激な温度変化は病気の原因になったり、最悪死んでしまう事もあります。
特に気をつけなければいけないのは、水換えをする時は出来るだけ水温を一定に保ちましょう。また暖房器具のそばには置かないようにしましょう。その他に、夏の直射日光は水温が急激にあがる恐れがあるので気をつけましょう。
金魚は温厚
魚の中には、攻撃的で縄張り争いをしたり、仲間同士でケンカをする魚もいますが、金魚はとても温厚で仲間同士で争う事はありません。あるとすれば、生殖期にオスがメスを追いかけるのを見る位でしょう。
金魚のこの温厚な性格は祖先のフナから受け継がれてきているようです。このような事からもペットとして人間に飼われ易い性格だと言えるでしょう。
金魚の群れ
金魚は祖先のフナと同じ性質を持っており、水中で群れを作って生活します。なので金魚を飼育する時は一匹ではなく、複数で飼育する事をオススメします。だからといって、水槽の大きさに見合わない数の金魚を飼うのは良くない事です。ゆとりを持って飼育する事をオススメします。
金魚の中で一匹だけ端っこにいたり、一匹だけエサを食べに来ないなど、単独でいるような金魚が居た場合は、その金魚が病気している可能性があります。色艶や、ヒレの張り等を確認し病気していたら隔離し治療の為の投薬などを施しましょう。
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